ポールスミスの2018年春夏コレクション<PS Paul Smith編>

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PS Paul Smith(PSポール・スミス)はポール・スミスのディフュージョンライン(普及版ライン)として2016年に誕生しました。それまであった7つのラインをこのPS Paul SmithとPaul Smithの2本に統合したことで、上質な生地のこだわったクラシカルなPaul Smithと、ディフュージョンラインとして多くの人に買いやすい価格帯でカジュアルさと機能性を重視するPS Paul Smithというコンセプトが明確化されました。

機能性を重視した「今だからこそのスタイル」

PSポール・スミスの2018春夏コレクションのメンズアイテムは、代表的なメンズプレタポルテの見本市「PITTI IMAGINE UOMO(ピッティ・イマージネ・ウオモ)」で発表されました。ピッティ・ウォモとも呼ばれるこの見本市はイタリア・フィレンツで毎年1月と6月に開催されます。

この時登場したアイテムでフォーカスされたのは前シリーズに引き続き「機能性」です。生活の中で実際に役立つ衣服としての仕立てになっていて、デニムのバリエーションも豊富でした。

動きやすい生地の伸縮性の高さや防水性は、デザイナーであるポール自身の自転車やアウトドア好きというライフスタイルの反映であると同時に、ファッションや車といった”物”よりも、スポーツや旅行といった“経験”に対してお金を使うようになった今の若い人たちのライフスタイルを意識しているそうです。

カラーは「ブルー」、マスコットは「タコ」

基本のカラーである深い海底を思わせるブルーを中心に、鮮やかなコントラストカラーを組み合わせたカラーリングからは夏の空気が感じられます。2018シーズンのマスコットである「タコ/Octopus」は独特なポップタッチでTシャツの柄やジャケットの背中だけでなく、ニットにまで登場しています。

夏に映える「POP ART」プリント

メンズ・ウィメンズ共通しているのがポップアート風に描いたヴィヴィッドなプリントたちです。絵の具を散らしたような「スプラッシュプリント」はさまざまなアイテムに配されました。ウォホールを思わせるような写真のネガ風のカラフルな「Ice Lolly (=アイスキャンディー)」 プリントは大きなサイズはもちろん、ポルカドットのようにも見えるミニサイズをたくさん並べたプリントもあり、食べかけや溶けかけも混ざっているなど遊び心満載です。

70年代日本からの影響

2018SSコレクションの特徴は、70年代の日本のカウンターカルチャーからインスピレーションを得たという点です。サーフィンや、サブカルチャー、ミリタリーウェアなどのアメリカ文化に対する日本的な解釈が表現されています。ミリタリーテイストのカモフラージュプリントのバッグパックや、レコードをイメージした時計などオールディーズな雰囲気があるアイテムも2018シーズンになって次々と登場しています。

日本限定「Quotes by Paul (クオーツ バイ ポール) 」

2018年のPS PaulSmithから、日本限定のカプセルコレクション(ミニコレクション)「Quotes by Paul 」が発表されました。デザイナーポール・スミス自身が大切にしている言葉や信条をカラフルなデザインとして落とし込んだTシャツやシャツなどのアイテムです。

「Everyday is New Beginning」「Happiness is the Road to Everything」など、一度は自転車レーサーという夢に敗れながらも自分の感性やポリシーを大切にしてデザイナーとして成功してきたポールスミスが言うからこそ説得力が感じられるポジティブな言葉は、身につけているだけで勇気づけられます。

毎シーズンのコレクションをチェックする楽しみ

最新のコレクションをチェックすることで欲しいものを探すのはもちろんですが、全体をチェックすることでどんなコンセプトでつくられたカラー・プリント・テラーリングなのかということを知ることができます。アイテムの組み合わせ方やスタイリングの面白さも見ることができるコレクション発表にぜひ注目してみてください。

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