ポール・スミスのシューズ

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おしゃれは足元から」という言われるように、ファッションにおける靴の重要性は高いです。どんなに美しくぴったりに仕立てたスーツを着ていても、シューズが不釣り合いでは全体の印象は崩れてしまいます。

今回は、スーツにこだわるポール・スミスの基本ともいえる革靴と、ジョン・ロブとのコラボシューズから、ポール・スミスのシューズの魅力に迫ります。

伝統を大事にしたレザー・シューズ

1970年代に始まり、今ではイギリスを代表するブランドの一つとなったポール・スミス。「ひねりのきいたクラシック」という言葉に表現されるように、トレンドよりむしろトラッドを意識しながらも、個性的な遊び心を感じさせるデザインがポイントです。

カラフルなマルチストライプなど、どちらかというと「ひねり」の方に注目されがちなポール・スミスですが、レザーシューズに関してむしろ「伝統」を大事にしています。

実際に靴の製作を請け負っているのは「JOSEPH CHEANEY(チーニー)」と「Crocket&Jones(クロケット&ジョーンズ)」です。どちらもイギリスの靴の聖地と言われるノーザンプソンに工房を構える、100年以上の歴史を持つイギリスの伝統的なシューズブランドです。

チーニーはクラシックだけでなくコンテンポラリーなトレンドシューズも作っている点で、ポール・スミスと相性が良さそうです。クロケット&ジョーンズは、日本人の足に合うクラシックシューズとして高い人気を誇っています。

これらの工房が培ってきた伝統的な職人技に、ポール・スミスの持つ繊維や縫合に関する高い技術が合わさり、単なる委託ではないポール・スミス独自のレザーシューズが数多く生まれています。ブランド料を上乗せしていないので、同じ靴でもポール・スミスの名前だけでいたずらに値段が高くなっているということもありません。

スーツをより着こなすためのレザー・シューズとして、カジュアルだけでなく日々のビジネスユーズにもおすすめできるのがポール・スミスのシューズです。

ジョン・ロブとのコラボシューズ

ポール・スミスのシューズに関して大きな話題を呼んだのは2012年に始まったジョン・ロブとのコラボです。

ジョン・ロブは「キング・オブ・シューズ」とも称され、創業当時から英国王室御用達の、まさしく英国を代表するシューズブランドです。元々はビスポーク(オーダー・メイド)シューズのみを扱っていましたが、1981年にエルメスの傘下に入り既成靴の展開を始めました。

最高品質の革素材と培ってきた職人達の技術によって作られるジョン・ロブのシューズは、世界中のセレブや上流階級の人々に愛されてきましたが、そのイメージは「伝統的なブリティッシュスタイル」として固まっていました。

そんなイメージを少しだけ変えたい、とジョン・ロブが思った時に、コラボの相手として白羽の矢が立ったのが同じイギリスのブランドであるポール・スミスです。遊び心を持ちながらも、イギリスの伝統的な職人仕事を用いた高い品質を基本とするポール・スミスだからこそ実現したコラボレーションです。

結果として、それまでのジョン・ロブではできなかった新しい「色」を加えた3種類(オックスフォードシューズ、スエードのダービーシューズ、カジュアルなローファーシューズ)・13色のコラボシューズが発表されました。

広告塔になるような目立つ色見のものもありますが、基本的にはスタンダードなグレイやブラックのスーツに合わせても違和感のない、深いブルーやパープル、濃いグリーンなど、決してコーディネートから浮くことはないカラーリングです。

この遊び色もジョン・ロブのシューズが「ごまかす必要のない高いクオリティ」だからこそ成り立つ、最高のコラボだとポール自身語っています。

ジョン・ロブのシューズの中でも、少しカジュアルよりの革靴が欲しい、カジュアルなスタイルでも履ける質のいいシューズが欲しい、という人におすすめのコラボシューズです。

伝統にこだわるポール・スミスのシューズ

ここまで見てきたように、ポール・スミスのシューズの基本にはイギリスの伝統的な職人技に対する敬意があります。ポール・スミスというだけでどこか浮ついた印象やビジネスでは使いづらいというイメージのあった人は、ぜひポール・スミスのシューズの持つ堅実さを感じてみてください。

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